法における人間像を基軸として環境問題等の現代法の課題に挑む第一部、経済法・独占禁止法の重要問題を検討する第二部から成る論文集。

【目次】
第一部　法における人間像と経済法
　Ⅰ　法における人間像の更新
　Ⅱ　独占禁止法の基本問題に係る文化的含意
　Ⅲ　Cultural Implications in the Framework of Basic Issues of Competition Policy
　Ⅳ　環境問題と競争秩序
　Ⅴ　ドイツにおける環境問題と競争秩序
　Ⅵ　日本法のための覚書
　Ⅶ　Wirtschaftsverfassung und Wirtschaftsrecht in Japan vor den Herausforderungen der Globalisierung und der WTO
　Ⅷ　フーゴー・ジンツハイマー「法律家の世界像における変遷」
　Ⅸ　スマートフォンの社会的（悪）影響と法
　Ⅹ　「ドイツ法」の教育

第二部　独占禁止法の諸問題
　Ⅰ　独占禁止法上の競争の実質的制限に関する覚書
　Ⅱ　独占禁止法上の競争の実質的制限
　Ⅲ　Wesentliche Wettbewerbsbeschränkung im Antimonopolgesetz— Ein Vorstudium zum Vergleich des japanischen und deutschen Kartellrechts
　Ⅳ　独占禁止法の基礎概念
　Ⅴ　競争秩序と知的財産法制のあり方──具体的トピックに基づく検討
　Ⅵ　知的財産権と独占禁止法の境界線──権利行使はどこまで許されるのか
　Ⅶ　競争制限的企業集中の規制に関する一考察
　Ⅷ　独占禁止法における企業集中規制の現況と課題
　Ⅸ　業務提携と法
　Ⅹ　独占禁止法とは何か（入門）
　Ⅺ　独占禁止法と競争秩序