至誠堂書店

民法演習 はじめて解いてみる16問

民法演習 はじめて解いてみる16問

販売価格: 2,090円 税込

数量
著者
岩川隆嗣/大塚智見/小峯庸平/瀬戸口祐基・著
発行元
有斐閣
発刊日
2024-10-10
ISBN
978-4-641-23335-5
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (188ページ)


学部1年生から4年生(・法科大学院生)まで,民法の授業の進度にあわせてずっと使える演習書。定期試験を想定し,財産法の全分野から頻出・典型論点を精選。事例問題の解き方が明快に言語化され,知識の理解度と答案を書く力がぐっと高まる。全問答案例つき!



はしがきより抜粋

…本書は,法学部1~4年生又は法科大学院未修者コースの学生が(はじめて)民法の定期試験に臨むことを想定して,このような厄介さを克服する一助となるよう,「事例問題の解き方」の習得を目標とした演習教材である。もちろん,この解き方には,法解釈の結論と同様に,唯一絶対の正解は存在しないが,著者一同の経験を踏まえた本書の記載は,読者にとって一定の指針となるはずである。このような解き方は,司法試験や予備試験,法科大学院入試にも共通して求められるものであるため,法曹コース生や法科大学院既修者コースの学生等,より幅広い読者の役に立つことも期待される。

 本書は,まずは基礎編として,具体的な事案における法の適用のあり方や,その難しさの源を説明した①基本となる単純な法律関係と,そのことを踏まえた②民法事例問題の解き方が説かれる。この部分を言語化していることが本書の特徴であり,本書全体の土台となる。その後に,実践編として,学習の中心(典型)となるような16のテーマについて,題材となる問題を掲げ,問題&解答のPointを付したうえで,解説している。また,一部のテーマについては,答案の構造を一覧できる答案構成ノートを示し,最後に著者の作成した答案例を挙げている。全てのテーマについて紙面に答案例を載せることが望ましいが,価格面でも多くの読者が手に取りやすくするために,頁数を抑えることが優先された。残りのテーマについての答案構成ノートと答案例は,Web上(https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641233355)で掲載されているので,学習の補助に利用してほしい。最終的な目標は,問題を読んで独力で答案を作成できるようになることであるが,解説や答案構成ノートを用いて答案例を理解する,答案構成ノートだけを参照して答案を作成する等,多様な使い方ができるはずである。作成した答案を自分で読み返すだけでなく,学友の作成したものと比較・検討する機会を持つことも有益である。本書は民法の授業を受ける傍ら,ひとりで,自主ゼミで,あるいは法曹コース等の演習で活用することのできる,息の長いパートナーとなってくれることだろう。…


目次
■基礎編
 ① 基本となる単純な法律関係
 ② 民法事例問題の解き方
■実践編
(総則)
 01 意思表示の解釈と錯誤★
  *コラム1 主張と反論,原則と例外
 02 虚偽表示
 03 表見代理
(物権)
 04 不動産物権変動★
 05 動産物権変動と即時取得
(物権:担保物権)
 06 物上代位
 07 抵当権に基づく妨害排除請求★
  *コラム2 民法と民事執行法
(債権総論)
 08 債務不履行による損害賠償★
  *コラム3 契約条項と法規範
 09 種類債権
 10 詐害行為取消権
 11 債権譲渡
(債権各論:契約)
 12 債務不履行による解除
  *コラム4 民法改正
 13 契約不適合責任
 14 賃貸人たる地位の移転
(債権各論:不法行為)
 15 一般不法行為★
 16 使用者責任
  *コラム5 四者四様 出題の趣旨

 ★=書籍内に答案構成ノート・答案例あり。無印は有斐閣ウェブサポートに掲載(有斐閣ウェブサイトの『民法演習 はじめて解いてみる16問』商品詳細ページ参照)
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