これ1冊で、不競法の“使いどころ”がよくわかる。適用可能な場面ごとに、基礎から実務の重要ポイントまでコンパクトに解説。

関連領域が幅広く、全体像のつかみにくい不正競争防止法。本書では、知的財産事件に携わる専門家が、不競法の適用可能な場面ごとに、周辺法との違い等に着目し、基礎から実務の重要ポイントまで、「最初の1冊」として必要十分な解説を試みた。権利者側・被疑侵害者側それぞれの立場のおける留意点等も充実。令和5年改正までカバー。


【目次】
はしがき
第1章　営業上の表示に関する諸問題
　第1節　文字・ロゴにかかる表示行為に関する問題［相良由里子・西村英和］
　第2節　商品のパッケージデザインに関する問題［相良由里子］
　第3節　商品形態に関する問題［外村玲子］
　第4節　店舗デザインに関する問題［小松香織］
　第5節　ドメイン名（URL）に関する問題［西村英和］
　第6節　代理人等の商標冒用行為に関する問題［西村英和］
第2章　信用に関する諸問題
　第1節　表示の信用を害する行為［佐竹勝一］
　第2節　他人の営業上の信用を害する行為［佐竹勝一］
第3章　情報財に関する諸問題
　第1節　営業秘密［山本飛翔］
　第2節　限定提供データ［山本飛翔］
　第3節　技術的制限手段［岸　慶憲］
第4章　不正競争行為に対する民事的救済［相良由里子］
　I　はじめに
　II　不正競争防止法の下で権利者に認められる請求
　III　裁判手続の検討
　IV　渉外事案の準拠法・裁判管轄
第5章　不正競争行為に対する刑事的救済［小林正和］
　I　はじめに
　II　刑事罰の対象となる不正競争行為
　III　営業秘密侵害罪の刑事手続
事項索引
判例索引