ファイナンス学者の思考法 どこまで理屈で仕事ができるか?

販売価格: 1,980円 税込
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ビジネスの世界から科学の世界へと転身したファイナンス学者は、どのようにものごとを考えるようになったか?
話題作『新解釈コーポレートファイナンス理論』の著者による、ビジネスと学問をユニークな形でつなぐ知的エッセイ。
読むだけで科学的思考がインストールされて、明日から仕事に対する考え方が変わります。
【本文より】
本書では、周囲の状況を見ることから考え始めることを「セール(帆)を張る」発想と呼び、根本的なところから自分自身で考え始めることを「オール(櫂)を握る」発想と呼びます。どちらがいいとか悪いとかという話ではありません。ただし、本書はセールを張ることだけでものごとが済んでいる時代に、オールを握ることの重要性を中心にお話を始めます。
【目次】
プロローグ
第1話 セールを張ってばかりの世界からオールを握る世界へ
ー博士課程のプレリュード
第2話 オールを握ることはこうして始まった
ー探究のジェネシス
第3話 セールは衝動的に張られ、オールは冷静に握られる
ー煩悩のヒューリスティック
第4話 オールを握るための型はこうして作られる
ー推論と観察のためのオルガノン
第5話 セールを張ると行き先を間違える理由
ー因果関係のピットフォール
第6話 疑問を持たないとオールは握れない
ー科学的な実証というオブセッション
第7話 オールを握った先にしか得られないもの
ーひらめきと直感のファンタジー
エピローグ