不確実な時代を生きる 武器としての憲法入門

販売価格: 1,870円 税込
「憲法は自分を守り、自分らしく・自由に生きていくための武器になる」
誰もが一度はどこかで出会う日本国憲法。
「むずかしい法律の話で、自分には関係ない」と考える人も多いはずです。
しかし実際は大地震、カルト宗教、ブラック企業、生成AIなど、身のまわりの問題と深く関わっています。
法律家である著者が携わった事例やさまざまな社会問題を通して、実は「役に立つ」憲法という視点から日本国憲法を学ぶ入門書です。
◎目次
はじめに
第1章 自由――憲法の役割
1 憲法との出会い
2 憲法と法律――ハンセン病熊本訴訟
3 立憲主義という考え方
第1章のポイント
第2章 基本的人権――天は人の上に人をつくらず
1 学問のすすめ
2 世界人権宣言と日本国憲法
3 武器としての憲法
第2章のポイント
第3章 国民主権――だれが国を治めるのか
1 国民主権の宣言
2 民主主義と立憲主義
3 民主主義のかたち
4 であること・すること
第3章のポイント
第4章 戦争とテロ――平和主義の可能性
1 憲法九条と自衛隊
2 「テロとの戦い」が意味するもの
3 平和主義の可能性
第4章のポイント
第5章 災害に備える――緊急事態条項は必要か
1 大規模災害と人々の生活
2 緊急事態条項と災害対策
3 大規模災害に備える
第5章のポイント
第6章 宗教と信教の自由――人生を支えるもの
1 信教の自由
2 政教分離
3 宗教を知る、考える
第6章のポイント
第7章 メディアと学問――民主主義の出発点
1 表現の自由
2 学問の自由
3 テクノロジーと表現の自由
第7章のポイント
第8章 経済的自由――職業と財産から考える
1 憲法の保障する経済的自由
2 経済的自由と公共の福祉
第8章のポイント
第9章 人身の自由――適正手続の意義
1 国家・警察の必要性と危険性
2 国家・警察が暴走するとき
3 日本国憲法の定める適正手続
第9章のポイント
第10章 教育と労働――より良く豊かに生きるために
1 弱肉強食の自由から社会権へ
2 過酷な労働環境と過労死・自殺
第10章のポイント
第11章 国会と内閣――法律の作り方と使い方
1 国会
2 内閣
3 法律を作る
第11章のポイント
第12章 司法の独立と裁判員制度――市民参加の意義
1 司法権の独立
2 裁判員制度――司法への市民参加
第12章のポイント
第13章 地方自治――民主主義の学校
1 地方自治
2 弁護士の現場から――築地市場の豊洲移転問題
3 民主主義の危機を克服するために
第13章のポイント
第14章 憲法の改正――不磨の大典かアップデートか
1 憲法改正の手続
2 自民党の改憲案
3 憲法改正の議論
第14章のポイント
あとがき 私たちと憲法――生きるための武器として