不確実な時代を生きる 武器としての憲法入門

不確実な時代を生きる武器としての憲法入門

販売価格: 1,870円 税込

著者
大城 聡・著
発行元
旬報社
発刊日
2025-02-27
ISBN
978-4-8451-1991-2
CD-ROM
無し
サイズ
四六判 (260ページ)


「憲法は自分を守り、自分らしく・自由に生きていくための武器になる」



誰もが一度はどこかで出会う日本国憲法。

「むずかしい法律の話で、自分には関係ない」と考える人も多いはずです。

しかし実際は大地震、カルト宗教、ブラック企業、生成AIなど、身のまわりの問題と深く関わっています。

法律家である著者が携わった事例やさまざまな社会問題を通して、実は「役に立つ」憲法という視点から日本国憲法を学ぶ入門書です。


◎目次

はじめに

第1章 自由――憲法の役割
 1 憲法との出会い
 2 憲法と法律――ハンセン病熊本訴訟
 3 立憲主義という考え方
 第1章のポイント

第2章 基本的人権――天は人の上に人をつくらず
 1 学問のすすめ
 2 世界人権宣言と日本国憲法
 3 武器としての憲法
 第2章のポイント

第3章 国民主権――だれが国を治めるのか
 1 国民主権の宣言
 2 民主主義と立憲主義
 3 民主主義のかたち
 4 であること・すること
 第3章のポイント

第4章 戦争とテロ――平和主義の可能性
 1 憲法九条と自衛隊
 2 「テロとの戦い」が意味するもの
 3 平和主義の可能性
 第4章のポイント

第5章 災害に備える――緊急事態条項は必要か
 1 大規模災害と人々の生活
 2 緊急事態条項と災害対策
 3 大規模災害に備える
 第5章のポイント

第6章 宗教と信教の自由――人生を支えるもの
 1 信教の自由
 2 政教分離
 3 宗教を知る、考える
 第6章のポイント

第7章 メディアと学問――民主主義の出発点
 1 表現の自由
 2 学問の自由
 3 テクノロジーと表現の自由
 第7章のポイント
第8章 経済的自由――職業と財産から考える
 1 憲法の保障する経済的自由
 2 経済的自由と公共の福祉
 第8章のポイント

第9章 人身の自由――適正手続の意義
 1 国家・警察の必要性と危険性
 2 国家・警察が暴走するとき
 3 日本国憲法の定める適正手続
 第9章のポイント

第10章 教育と労働――より良く豊かに生きるために
 1 弱肉強食の自由から社会権へ
 2 過酷な労働環境と過労死・自殺
 第10章のポイント

第11章 国会と内閣――法律の作り方と使い方
 1 国会
 2 内閣
 3 法律を作る
 第11章のポイント

第12章 司法の独立と裁判員制度――市民参加の意義
 1 司法権の独立
 2 裁判員制度――司法への市民参加
 第12章のポイント

第13章 地方自治――民主主義の学校
 1 地方自治
 2 弁護士の現場から――築地市場の豊洲移転問題
 3 民主主義の危機を克服するために
 第13章のポイント

第14章 憲法の改正――不磨の大典かアップデートか
 1 憲法改正の手続
 2 自民党の改憲案
 3 憲法改正の議論
 第14章のポイント


あとがき 私たちと憲法――生きるための武器として
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