至誠堂書店

裁判官! 当職もっと本音が知りたいのです。(2025年3月中旬入荷予定) 民事訴訟の説得力が上がる本

裁判官! 当職もっと本音が知りたいのです。 民事訴訟の説得力が上がる本

販売価格: 3,300円 税込

こちらは未刊の商品です

著者
岡口基一/中村 真/原 章夫/半田 望/佐藤裕介/横田雄介/岬 孝暢・著
発行元
学陽書房
ISBN
978-4-313-51216-0
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (200ページ)


弁護士が民事訴訟で抱く疑問を、元裁判官・岡口基一氏にぶつける! 

裁判官の本音が語られた、ベストセラー『裁判官! 当職そこが知りたかったのです。』(学陽書房、2017年)の待望の続編! 

裁判官のさらなる本音を求め、若手・中堅・ベテラン弁護士が岡口基一氏にインタビュー!



本書の第一部は2023年12月16日に長崎県で行われた研修「続・裁判官! 当職そこが知りたかったのです」(九州弁護士会連合会主催)を編集の上、収録したものです。

二部は、一部の講演内容をふまえた応用的な質問や、より内容を掘り下げた追加の座談会を収録したものです。



・裁判官の思考過程や着眼点、

裁判官から見た良い弁護・悪い弁護

を知りたい弁護士が、どこまでも裁判官の本音を求め、日頃の疑問を持ち寄りました!


-----もくじ-----

第1部 続・裁判官! 当職そこが知りたかったのです。

1 裁判官は訴状をどう見る?
(1)タイプ別「裁判官に刺さる訴状と訴訟戦略」
(2)裁判官のタイプの見分け方
(3)印象が悪い訴状
(4)やったことがない事件に対応するには?
(5)要件事実以外に書いてほしいこと
(6)ストーリーを示すことは間違い?

2 裁判官から見た答弁書・準備書面
(1)タイプ別「勝てる答弁書」
(2)裁判官にとって「ありがたい準備書面」
(3)裁判官は書面の形式を気にする?
(4)攻撃的な表現は大丈夫?
(5)書面はどんなに長くても読んでもらえる?
(6)「簡にして要を得た書面」にするための工夫
(7)書面の提出期限は守るべき?

3 証拠に関する弁護士のギモン
(1)証拠は原本で?
(2)大量の証拠を見てもらうには?
(3)大量の証拠を見てもらうための工夫
(4)証拠説明書を活用しよう
(5)主張や証拠の提出時期
(6)後で出てきた重要証拠

4 争点整理、どう進めるか
(1)争点整理が再び話題になっているわけ
(2)争点整理は代理人主導で?
(3)裁判官の引き継ぎの実務
(4)新しいツールの影響
(5)専門訴訟の争点整理
(6)裁判所からのオーダーへの対応

5 法壇側から見た尋問を知りたい!
(1)そもそも尋問で心証は変わる?
(2)陳述書と証拠申出書の使い方
(3)陳述書が採用されなかった時代
(4)主尋問は成功して当たり前?
(5)裁判官は何を意識して聞いている?
(6)主尋問だけ答えられる証人
(7)聴かせる反対尋問
(8)補充尋問はしますか?
(9)尋問に介入しますか?
(10)民事でも異議は出しますか?
(11)実質証拠と弾劾証拠
(12)弾劾証拠の有効活用

6 和解をしよう!
(1)和解のタイミング
(2)和解成立のための工夫を教えて
(3)先に呼ばれるのはどっち?
(4)難しい和解交渉
(5)和解したいときは裁判所に連絡していい?

7 判決書はどのように作られる?
(1)最終準備書面を出させてください!?
(2)心証はいつ固まる?

8 元高裁裁判官に聞く控訴審のホンネ
(1)高裁裁判官に響く控訴理由書・控訴答弁書
(2)証拠説明書だけしか読まない裁判官もいる?
(3)1回結審ってひどくないですか?
(4)控訴審での和解勧試対応
(5)上告を見据えた控訴理由書

9 岡口さん、もうちょっと教えて!
(1)要件事実教育「消滅」の影響
(2)黒歴史ならぬ黒判決はある?
(3)やっぱり民事と刑事は違う?
(4)裁判官による判断の違いはある?
(5)予備的主張を出すタイミング
(6)よって書きの書き方で迷ったら
(7)判決書を作成するのにかかる時間
(8)裁判官は控訴されるとどう思う?
(9)書面が長くなりすぎる場合の工夫


第2部 岡口さん! 当職もっとぶっちゃけ話を聴きたいのです。

1 さらに深掘りするべく再び集まりました
(1)長崎での研修(第1部)を終えて、受講者の反響はいかに!?
(2)岡口さんの現在

2 要件事実と「事件の見通し」
(1)要件事実の理解が足りないと困ること
(2)要件事実と主張の認否
(3)陳述書ができた時の話
(4)答弁書にも表れる要件事実の理解
(5)事件の筋読みと要件事実

3 主張書面と訴訟戦略
(1)何をどこまで書くか
(2)論理的な書面とは
(3)別紙の活用法
(4)脚注は使える?

4 ついに最終準備書面の真価が明らかに
(1)最終準備書面の位置づけ
(2)出す意味のある「最終準備書面」

5 当事者の立証の工夫は裁判所にどう見える?
(1)大量の証拠提出
(2)LINEの履歴
(3)動画・録音
(4)機械反訳・翻訳
(5)鑑定意見書
(6)証拠の順番や証拠番号に意味はある?
(7)送付嘱託・調査嘱託

6 心証形成は究極のブラックボックスだ
(1)審理終結のタイミング
(2)和解についての裁判官の考え方
(3)合議ってどうやってるの?

7 控訴審の戦い方、ぶっちゃけてください
(1)逆転されやすい判決はある?
(2)控訴審での戦い方
(3)控訴審での証拠の追加提出
(4)引用型判決の読み方
(5)裁判官と代理人の認識のギャップ

8 時間いっぱいまで、教えて岡口さん!
(1)岡口さんから見た現在の法曹
(2)裁判官に刺さる文献
(3)裁判所の裏側
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