弁護士が解説! いじめ「学校調査」ガイドブック

販売価格: 3,630円 税込
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学校に1冊置いておきたい、いじめ重大事態「学校調査」のための必携書!
令和6年8月改訂版「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」を反映!
いじめにより子どもに重大な被害が発生したと疑われる時には、学校には当然、適切かつ迅速な対応が求められます。その際に、学校が適切な対処をし、再発防止策を講ずるために行わなければならないのが「重大事態調査」です。
この調査は、学校が主体で行う場合もあります。その場合、発生報告等の初期対応、調査開始前の準備、ヒアリング、アンケート、調査報告書の作成‥‥‥学校がやるべきことは多岐にわたります。
本書では、その重大事態に関する「学校調査」のポイントを、学校法務を取り扱う弁護士が実際の対応の流れに沿って解説します。令和6年8月改訂版「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」を反映しており、今求められるいじめ対応のポイントが分かります。いざという時に「学校に1冊置いておくと安心」な書籍として、多くの学校に使っていただきたいです。
■担当者からのコメント
自分の学校でいじめ重大事態の疑いが発生したら‥‥‥そう不安に思う先生も多いのではないでしょうか。本書では学校法務を取り扱う弁護士がいじめ重大事態に関する「学校調査」の流れを解説!「学校に1冊置いておきたい」解説書です。
■目次
はじめに
第1章 いじめと学校の責任・義務
1 いじめに関する学校の民事上の責任
⑴ 法的に見るいじめ問題
⑵ 「安全配慮義務」
【コラム:「学校」の法的責任?】
2 いじめ防止対策推進法上の学校の義務
⑴ 「いじめ」の定義
⑵ 「いじめ」に対する学校の措置
⑶ 「重大事態」への対応
⑷ 「いじめ」の定義が広いことについて
第2章 いじめに初期対応する
1 把握の端緒
2 校内における共有、事実関係の確認
3 支援、指導、助言
4 関係機関との連携
【コラム:いじめに関する保護者対応】
第3章 重大事態調査を開始する
1 重大事態の調査の開始
2 重大事態発生後の初動
3 重大事態の調査主体・調査組織
4 重大事態調査の説明・調査方針の検討
【コラム:重大事態GLはどのくらい守ればよいのか】
第4章 重大事態調査を実施する①(資料の検討等)
1 調査の基本的な考え方
2 調査資料の精査
3 アンケート調査
4 調査実施中の情報の提供(経過報告)
【コラム:疑いがあるかの調査?】
第5章 重大事態調査を実施する②(ヒアリング)
1 ヒアリングの基本的な考え方
2 ヒアリングの事前準備
3 ヒアリングの実行
4 ヒアリング結果の記録
5 ヒアリングにおける配慮
【コラム:秘密録音をしてよいか】
第6章 調査報告書を作成する
1 調査報告書とは
2 重大事態調査における事実認定の方法
3 調査報告書の記載内容
【コラム いじめと重大な被害/不登校との「因果関係」】
77章 調査結果を説明する
1 対象児童生徒・保護者への説明
2 対象児童生徒以外の児童生徒・保護者への説明
3 追加の調査
第8章 調査結果説明後の留意点
1 調査結果の報告・調査報告書の公表
2 調査結果を踏まえた学校の対応等
3 再調査
4 自殺事案について
おわりに