西谷敏著作集 第7巻 労働基準法・労働契約法の基本問題

販売価格: 7,370円 税込
- 数量
第7巻は「労働基準法・労働契約法の基本問題」
労働者の非人間的な状態をもたらしている現代日本の労働社会。
深い歴史認識と豊かな比較法的知見、そして精緻な理論で構築された「西谷労働法理論」を全12巻に。
600を超える論稿から自選し、書き下ろし、未発表論文も加え、12のテーマにまとめた自選著作集。
◎主な目次
Ⅰ 思想差別
◆思想を理由とする賃金差別の法理――東京電力事件四判決をめぐって
Ⅱ 性差別
◆「男女共同参画社会」と雇用・就労
◆コース別雇用管理と女性差別の違法性――住友電工事件大阪地裁判決に関する見解
◆男女「コース制」の違法性とその救済法理――野村證券事件に関する意見書
◆男女別コース制と労基法四条――兼松男女賃金差別事件に関する意見書
◆賃金・昇格差別の救済法理
◆性別による昇格差別と課長職資格の確認――芝信用金庫事件・東京高裁平成一二年一二月二二日判決
◆切り開かれた差別救済の新地平――芝信用金庫事件高裁判決と和解の意義
Ⅲ 組合間差別
◆組合所属を理由とする昇格差別について――放送映画製作所事件に関する意見書
◆公務員の組合活動と差別待遇――横浜税関事件・横浜地裁判決の検討
Ⅳ 非正規雇用
◆非正規雇用の拡大がもたらすもの
◆「格差社会」と労働法
◆パート労働者の均等待遇をめぐる法政策
◆労働契約法改正後の有期雇用――法政策と労働組合の課題
◆不更新合意と労働契約法一九条――近畿大学事件に関する意見書
◆常用的日々雇用労働者と変更解約告知――日本ヒルトン事件に関する意見書
◆派遣法改正の基本的視点
◆労働者派遣の法構造
◆労働者派遣法と集団的労働関係