特殊関税ハンドブック アンチダンピング関税を中心に手続を解説

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特殊関税制度(不当廉売関税、相殺関税、緊急関税、報復関税)は、不公正な貿易取引や輸入急増等の特別の事情がある場合に、関税の賦課により国内産業を保護・救済するための制度です。特に不当廉売関税(アンチダンピング関税)は、近年、多くの国で発動されており、WTO発足から2023年までの期間では世界で4,553件の発動があります。我が国では、2014年以降は毎年新規の発動又は課税期間の延長が行われ、今後も不公正な貿易取引に対し発動の必要性が続くものと思われます。
また、経済連携協定(EPA)等が世界的に進展し、我が国においても20のEPAが発効しています。EPAでは、EPAに基づく関税の撤廃・引下げを行った結果、輸入増加により国内産業に重大な損害が生じる場合に関税の緊急措置(セーフガード措置)を発動できるとされています。
本書では不当廉売関税や関税の緊急措置等について、制度の概要をわかりやすく把握できるようになっています。
■本書の構成
第1部 特殊関税制度の概要
第2部 不当廉売関税の実務
第3部 不当廉売関税の最近の発動事例
第4部 経済連携協定に基づく関税の緊急措置
第5部 特殊関税関係法令集