自治体アンケート調査ハンドブック 企画・実施・活用のノウハウ

販売価格: 2,750円 税込
- 数量
- 著者
- 大谷信介/盛山和夫・監修 一般社団法人社会調査協会自治体調査支援委員会・編
- 発行元
- ミネルヴァ書房
- 発刊日
- 2025-06-16
- ISBN
- 978-4-623-09896-5
- CD-ROM
- 無し
- サイズ
- A5判 (356ページ)
政府や地方自治体において、「証拠に基づく政策立案(EBPM)」が共通の行政目標とされる昨今、必要なデータを収集して適切に分析する方法について、現場の担当者には正しい知識と実践力が求められている。本書は、「自治体アンケート調査」をより一層改善することで、EBPMに貢献するデータを得られるようになる、そのノウハウを、数々の事例と研究者の知見をもとにまとめた書。全国の自治体で調査を担う部局、担当者必携の一冊。
[ここがポイント]
◎ EBPMに貢献する調査はいかにして可能か、そのためのノウハウを余すところなく紹介
◎ 実際に筆者らがアドバイザーとして関わった自治体調査などを例に、具体的な手順と工夫のポイントを解説
◎ 社会調査協会や専門家、大学と連携、協力を得る事例も紹介
目次
はしがき
序 章 自治体アンケート調査による政策課題分析
1 EBPMと「社会調査に基づく政策課題分析」
2 政府統計調査の限界と自治体調査の可能性
3 本書作成の意図と構成
第Ⅰ部 自治体調査業務の実態と課題
第1章 地方自治体の調査業務とアンケート調査
1 地方自治体が実施している調査の全体像
2 自治体が独自に企画するアンケート調査
3 本書における「アンケート調査」とは
第2章 「市民意識調査型」調査の実態
1 自治体住民を対象とした標本調査の実施状況
2 「県民意識調査」と「市民意識調査」の調査票の特徴
3 外部業者への委託と学術専門家の協力状況
4 アンケート調査に関する研修の実態(都道府県の場合)
第3章 自治体アンケート調査業務はどういう課題を抱えているか
1 アンケート調査業務を改善しようとするニーズの高まり
2 抱えている課題
3 改善のための試み
第Ⅱ部 自治体アンケート調査の基礎と実践方法
第4章 自治体アンケート調査の企画・設計
1 企画・設計の重要性
2 自治体アンケート調査の工程
3 自治体アンケート調査を企画・設計する
第5章 企画・設計に役立つ調査情報の探索と活用術
1 調査情報を「探索」することの重要性
2 自治体による先行事例の探索
3 世論調査・社会調査データベースの活用術
4 インターネットで公開情報を幅広く探索しよう
5 他機関による調査を参考にすることの意義
コラム1 アンケート調査以外の社会調査――資料転換的方法
第6章 調査票の作り方
1 「測定装置」としての調査票
2 何を知りたいかを明確に――調査票作成の留意点
3 質問文の作り方
4 選択肢の作り方
5 回答しやすい調査票をめざす
コラム2 複数回答式では前の選択肢ほど選ばれやすい
第7章 サンプリングのしかた――どのようにして対象者を選定するか
1 サンプリングにおいて考えるべきこと
2 対象者の範囲の設定と抽出台帳の問題
3 標本調査におけるサンプリングの諸方法
コラム3 事業所調査の難しさと統計不正の問題
第8章 実査の方法
1 いくつかの実査の方法
2 実査の準備と実施――主に個別面接調査を想定して
3 利用者調査における実査の方法
コラム4 イベント現場の満足度調査
第9章 郵送調査の実践的ノウハウ
1 郵送調査はどのような作業からなっているか
2 それぞれの調査過程の具体的な作業
3 回収率に影響を与える要因と回収率を上げるための運用上の工夫
4 実際の回収状況――「市民生活実態調査」を事例として
第10章 インターネット調査の方法
1 インターネット調査の広がり
2 登録モニター(非確率パネル)調査
3 調査モードとしてのウェブの利点
4 ウェブ調査を行う場合の留意点
5 市民調査に非確率パネルを用いる際の留意点
6 市民を対象とする調査にウェブ調査を用いるには
7 どういうときにウェブ調査を活用したらいいか
コラム5 「ウェブでも回答できます」は効果があるのか
第11章 調査データの集計と基本的な分析
1 回収調査結果のデータ化
2 基本的な集計と分析
3 自分たちで集計・分析を行う
4 報告書の作成と調査成果物の保全・活用
第12章 エクセルとHADによる集計・分析の実践
1 調査票は集計・分析方法を知らないと作ることができない
2 HADの導入
3 基本的な集計
4 基本的な統計的分析
5 新たな変数(合成変数)の作成
第Ⅲ部 外部委託の方法と専門家の活用
第13章 調査の外部委託はどのように考えたらいいか
1 外部委託についての基本的な考え方
2 調査業務工程の理解と外部委託範囲の検討
3 外部委託先事業者の種類と特徴
4 外部委託先の選定方法
5 どういう仕様書を作成するのか
第14章 自治体調査における大学との連携
1 大学と地方自治体との連携のあり方
2 関西大学と高槻市との連携調査の事例
3 連携調査のメリット
4 地方自治体が大学と連携するためには
コラム6 連携調査を継続するには
第15章 社会調査協会のアンケート調査支援事業の活用
1 社会調査協会の事業概要と社会調査士資格
2 社会調査協会の調査支援事業の展開
3 調査支援事業の効果――質問文はどう変化したか
4 調査支援事業の効果――集計・分析はどう変化したか
5 アンケート調査研修への支援事例――川崎市の場合
6 足立区「3分野推進事業」へのトータルな支援
コラム7 個別面接調査法の役割は終わったのだろうか
終 章 自治体アンケート調査の射程と調査倫理
1 自治体アンケート調査の射程
2 調査倫理
索 引
[ここがポイント]
◎ EBPMに貢献する調査はいかにして可能か、そのためのノウハウを余すところなく紹介
◎ 実際に筆者らがアドバイザーとして関わった自治体調査などを例に、具体的な手順と工夫のポイントを解説
◎ 社会調査協会や専門家、大学と連携、協力を得る事例も紹介
目次
はしがき
序 章 自治体アンケート調査による政策課題分析
1 EBPMと「社会調査に基づく政策課題分析」
2 政府統計調査の限界と自治体調査の可能性
3 本書作成の意図と構成
第Ⅰ部 自治体調査業務の実態と課題
第1章 地方自治体の調査業務とアンケート調査
1 地方自治体が実施している調査の全体像
2 自治体が独自に企画するアンケート調査
3 本書における「アンケート調査」とは
第2章 「市民意識調査型」調査の実態
1 自治体住民を対象とした標本調査の実施状況
2 「県民意識調査」と「市民意識調査」の調査票の特徴
3 外部業者への委託と学術専門家の協力状況
4 アンケート調査に関する研修の実態(都道府県の場合)
第3章 自治体アンケート調査業務はどういう課題を抱えているか
1 アンケート調査業務を改善しようとするニーズの高まり
2 抱えている課題
3 改善のための試み
第Ⅱ部 自治体アンケート調査の基礎と実践方法
第4章 自治体アンケート調査の企画・設計
1 企画・設計の重要性
2 自治体アンケート調査の工程
3 自治体アンケート調査を企画・設計する
第5章 企画・設計に役立つ調査情報の探索と活用術
1 調査情報を「探索」することの重要性
2 自治体による先行事例の探索
3 世論調査・社会調査データベースの活用術
4 インターネットで公開情報を幅広く探索しよう
5 他機関による調査を参考にすることの意義
コラム1 アンケート調査以外の社会調査――資料転換的方法
第6章 調査票の作り方
1 「測定装置」としての調査票
2 何を知りたいかを明確に――調査票作成の留意点
3 質問文の作り方
4 選択肢の作り方
5 回答しやすい調査票をめざす
コラム2 複数回答式では前の選択肢ほど選ばれやすい
第7章 サンプリングのしかた――どのようにして対象者を選定するか
1 サンプリングにおいて考えるべきこと
2 対象者の範囲の設定と抽出台帳の問題
3 標本調査におけるサンプリングの諸方法
コラム3 事業所調査の難しさと統計不正の問題
第8章 実査の方法
1 いくつかの実査の方法
2 実査の準備と実施――主に個別面接調査を想定して
3 利用者調査における実査の方法
コラム4 イベント現場の満足度調査
第9章 郵送調査の実践的ノウハウ
1 郵送調査はどのような作業からなっているか
2 それぞれの調査過程の具体的な作業
3 回収率に影響を与える要因と回収率を上げるための運用上の工夫
4 実際の回収状況――「市民生活実態調査」を事例として
第10章 インターネット調査の方法
1 インターネット調査の広がり
2 登録モニター(非確率パネル)調査
3 調査モードとしてのウェブの利点
4 ウェブ調査を行う場合の留意点
5 市民調査に非確率パネルを用いる際の留意点
6 市民を対象とする調査にウェブ調査を用いるには
7 どういうときにウェブ調査を活用したらいいか
コラム5 「ウェブでも回答できます」は効果があるのか
第11章 調査データの集計と基本的な分析
1 回収調査結果のデータ化
2 基本的な集計と分析
3 自分たちで集計・分析を行う
4 報告書の作成と調査成果物の保全・活用
第12章 エクセルとHADによる集計・分析の実践
1 調査票は集計・分析方法を知らないと作ることができない
2 HADの導入
3 基本的な集計
4 基本的な統計的分析
5 新たな変数(合成変数)の作成
第Ⅲ部 外部委託の方法と専門家の活用
第13章 調査の外部委託はどのように考えたらいいか
1 外部委託についての基本的な考え方
2 調査業務工程の理解と外部委託範囲の検討
3 外部委託先事業者の種類と特徴
4 外部委託先の選定方法
5 どういう仕様書を作成するのか
第14章 自治体調査における大学との連携
1 大学と地方自治体との連携のあり方
2 関西大学と高槻市との連携調査の事例
3 連携調査のメリット
4 地方自治体が大学と連携するためには
コラム6 連携調査を継続するには
第15章 社会調査協会のアンケート調査支援事業の活用
1 社会調査協会の事業概要と社会調査士資格
2 社会調査協会の調査支援事業の展開
3 調査支援事業の効果――質問文はどう変化したか
4 調査支援事業の効果――集計・分析はどう変化したか
5 アンケート調査研修への支援事例――川崎市の場合
6 足立区「3分野推進事業」へのトータルな支援
コラム7 個別面接調査法の役割は終わったのだろうか
終 章 自治体アンケート調査の射程と調査倫理
1 自治体アンケート調査の射程
2 調査倫理
索 引