元裁判官が語る 人生の気づきと選択のことば 138

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○東京高等裁判所長官を務めた著者が語る法曹としての激動の人生とそれを支えた周囲の方々のことばの数々をエピソードを交えて紹介する。
○裁判官としてのみならず、法務省民事局参事官としての立法担当や法務省人権擁護局長としての人権啓発活動などで活躍したエピソードも披露。裁判の訴状や準備書面のコツにも言及。弁護士登録後の現在に至る様々な活動や趣味についても語る濃厚な1冊。法曹関係者はもちろん、一般の方々も興味深く読んでいただける内容となっている。
目次
はしがき
第1章 世に出ること
1 世に出ること
2 名前で決める
3 同期はどうか
4 絵描きか新聞記者か
5 短期決戦
6 実際的
7 原則へ戻れ 筋を通せ
8 君も合格していたのか
9 べらんめえ教官
10 小野さんと中野の夜
11 父の教え子
12 緑の本
13 サンダルと背広
14 立ち居振る舞い、所作
15 裁判官へ 採用面接の禅問答
第2章 新任判事補のころ
16 配属前のあいさつ 親父ギャグ
17 母の教え
18 新任判事補 東京地裁民事第4部
19 冬の旅 赤シャツ
20 慣れるとなずむ リクルート
21 スマートなハンコ
22 電車の乗り方 枕元のメモ
23 眠った記録
第3章 国の指定代理人
24 郷に入れば
25 人生の明暗
26 居眠り
27 前例のない訴訟
28 スタイルのある人
29 憲法裁判 そもそも論
30 机の上
31 初めての論文 原稿の依頼は断らない
第4章 ドイツ留学
32 日本人であること
33 ベルリン地裁 正義の女神
34 外国人であること
35 ドクター・レーマンとドゥルシネア
36 何を食べるか
37 知恵 人には聞いてみるもの
38 忘れられない場所
39 機転
40 良いこともあるが、良くないこともある
41 格好つけないこと
42 真理 WAHRHEIT
43 ドイツ人の法意識 若い女性
44 ドイツ人の法意識 フライブルクの女家主
第5章 単独裁判官
45 横浜地裁第1民事部 マイコート
46 半年の辛抱
47 用字用語の作法
48 本人訴訟
第6章 書研教官
49 教え、教えられ
50 麦わら帽子の所長
51 研修生さまざま
52 速記生
第7章 法務省民事局 行政と立法
53 民事局第五課 時代の変化
54 課題解決とマネジメント
55 嫁鶏随鶏 嫁狗随狗
56 心の壁
57 昭和から平成へ
58 民事局第四課 商業登記と供託
59 基本が大事
60 ロイの話
61 民事局参事官室 商法改正作業の指示
62 馬上、枕上、厠上 いつでも、どこでも考えた
63 挨拶回り 励ましの言葉
64 法制審議会のヒエラルキー
65 商法改正の基本方針の決定
66 ニューヨーク、シカゴ、ボストン
アメリカでの準備作業
67 日米構造問題協議と日本の国益
黒船(外圧)にさらされる会社法
68 ファースト・ドラフト 夜の霞が関を歩く
69 内閣法制局の予備審査
70 三つの難関
71 第1の難関 大会社の監査役制度の改正
72 第2の難関 その1 株主代表訴訟制度の改正
待機の時
73 第2の難関 その2 株主代表訴訟制度の改正
選択の時
74 第3の難関 社債法の改正
たかが、されどの名称問題
75 鈴木先生と竹内先生 その謦咳
何のために法律家になったのか
76 世紀のエールの交換
77 論理と形式 内閣法制局の本審査
78 国会審議
自分の言葉で語られた後藤田正晴法務大臣
79 平成6年商法改正 自己株式取得規制の緩和
バブル経済崩壊への対処策
80 平成5年、6年の商法改正を振り返って
気づきと選択の時間
81 2度目の民事局参事官室 その1
官房審議官の仕事 立法ラッシュの時代
82 2度目の民事局参事官室 その2
法制審議会の審議の改善策
第8章 人生のインターミッション
83 時はクスリ
84 ゴルフの先達
85 レッスンと手袋
86 寺町散歩 これからがこれまでを決める
87 寺町散歩 宮澤賢治の歌
88 寺町散歩 コマちゃん
89 読書好き 子どものころから
90 読書好き 受験時代
91 読書好き 積読
92 一ノ瀧寺
93 不老会 聖胎長養
94 「お母さん」と呼ぶ声
95 今が一番
第9章 高裁、地裁の民事裁判
96 東京高裁民事部 第1民事部でお世話になる
97 第20民事部 石井部長の着任と本格稼働
98 和解さまざま
99 第20民事部の2年間
100 東京地裁民事部 初めての地裁の裁判長
101 東京地裁民事第6部
部の運営と事件処理 「普通の部」にする
102 結果は後からついてくる
103 東京地裁民事第38部
東京ハンセン病裁判と取り組む
104 準備書面あれこれ
105 証人尋問あれこれ
106 いろいろな試み より良い民事裁判のために
107 東京高裁第10民事部 高裁の法廷あれこれ
108 判決「付言」の効用
鳩山邦夫法務大臣の恩情ある計らい
109 日弁連綱紀委員会委員と四谷三丁目界隈
第10章 法務省人権擁護局
110 法務省人権擁護局へ 組織の長の在り方
111 ハンセン病問題
人権啓発活動と平沢保治さんとの出会い
112 人権擁護法案の顛末
113 森山眞弓法務大臣のことば
114 人権イメージキャラクターの誕生とやなせたかし
先生
115 黒川温泉事件と土持敏裕さん
わたしに任せてください
第11章 地裁所長、高裁長官の日々
116 静岡地裁所長へ 静岡の東中西
支部でも裁判員裁判を
117 裁判官の人事評価と個人面談
118 裁判員制度の施行準備
JR静岡駅でのチラシ配り
119 メディアとの付き合い
120 横浜地裁所長へ 裁判員裁判始まる
121 所長宿舎の管理人
122 東京地裁所長へ けた違いの忙しさ
123 東日本大震災
長として未曽有の大震災に対処する
124 大阪高裁長官へ その日常
125 歩いた 見た 食べた その1
126 歩いた 見た 食べた その2
127 歩いた 見た 食べた その3
128 裏千家今日庵初釜式体験記
129 東京高裁長官へ 裁判官40年
第12章 退官後 これまでとこれから
130 弁護士登録 TMI総合法律事務所へ
131 訴訟の対処方針と準備書面
弁護士の立場から訴訟を見る
132 法曹養成制度改革顧問会議
次世代の法曹のために
133 国、東京都、川崎市の審査会
134 社外監査役 迷わず正義を貫け
135 裁判官の職務情報提供推進委員会
136 ボランティア事始め
137 同期会 いつまでも仲良く
138 これからの道を歩く
参考資料
あとがき
著者略歴
○裁判官としてのみならず、法務省民事局参事官としての立法担当や法務省人権擁護局長としての人権啓発活動などで活躍したエピソードも披露。裁判の訴状や準備書面のコツにも言及。弁護士登録後の現在に至る様々な活動や趣味についても語る濃厚な1冊。法曹関係者はもちろん、一般の方々も興味深く読んでいただける内容となっている。
目次
はしがき
第1章 世に出ること
1 世に出ること
2 名前で決める
3 同期はどうか
4 絵描きか新聞記者か
5 短期決戦
6 実際的
7 原則へ戻れ 筋を通せ
8 君も合格していたのか
9 べらんめえ教官
10 小野さんと中野の夜
11 父の教え子
12 緑の本
13 サンダルと背広
14 立ち居振る舞い、所作
15 裁判官へ 採用面接の禅問答
第2章 新任判事補のころ
16 配属前のあいさつ 親父ギャグ
17 母の教え
18 新任判事補 東京地裁民事第4部
19 冬の旅 赤シャツ
20 慣れるとなずむ リクルート
21 スマートなハンコ
22 電車の乗り方 枕元のメモ
23 眠った記録
第3章 国の指定代理人
24 郷に入れば
25 人生の明暗
26 居眠り
27 前例のない訴訟
28 スタイルのある人
29 憲法裁判 そもそも論
30 机の上
31 初めての論文 原稿の依頼は断らない
第4章 ドイツ留学
32 日本人であること
33 ベルリン地裁 正義の女神
34 外国人であること
35 ドクター・レーマンとドゥルシネア
36 何を食べるか
37 知恵 人には聞いてみるもの
38 忘れられない場所
39 機転
40 良いこともあるが、良くないこともある
41 格好つけないこと
42 真理 WAHRHEIT
43 ドイツ人の法意識 若い女性
44 ドイツ人の法意識 フライブルクの女家主
第5章 単独裁判官
45 横浜地裁第1民事部 マイコート
46 半年の辛抱
47 用字用語の作法
48 本人訴訟
第6章 書研教官
49 教え、教えられ
50 麦わら帽子の所長
51 研修生さまざま
52 速記生
第7章 法務省民事局 行政と立法
53 民事局第五課 時代の変化
54 課題解決とマネジメント
55 嫁鶏随鶏 嫁狗随狗
56 心の壁
57 昭和から平成へ
58 民事局第四課 商業登記と供託
59 基本が大事
60 ロイの話
61 民事局参事官室 商法改正作業の指示
62 馬上、枕上、厠上 いつでも、どこでも考えた
63 挨拶回り 励ましの言葉
64 法制審議会のヒエラルキー
65 商法改正の基本方針の決定
66 ニューヨーク、シカゴ、ボストン
アメリカでの準備作業
67 日米構造問題協議と日本の国益
黒船(外圧)にさらされる会社法
68 ファースト・ドラフト 夜の霞が関を歩く
69 内閣法制局の予備審査
70 三つの難関
71 第1の難関 大会社の監査役制度の改正
72 第2の難関 その1 株主代表訴訟制度の改正
待機の時
73 第2の難関 その2 株主代表訴訟制度の改正
選択の時
74 第3の難関 社債法の改正
たかが、されどの名称問題
75 鈴木先生と竹内先生 その謦咳
何のために法律家になったのか
76 世紀のエールの交換
77 論理と形式 内閣法制局の本審査
78 国会審議
自分の言葉で語られた後藤田正晴法務大臣
79 平成6年商法改正 自己株式取得規制の緩和
バブル経済崩壊への対処策
80 平成5年、6年の商法改正を振り返って
気づきと選択の時間
81 2度目の民事局参事官室 その1
官房審議官の仕事 立法ラッシュの時代
82 2度目の民事局参事官室 その2
法制審議会の審議の改善策
第8章 人生のインターミッション
83 時はクスリ
84 ゴルフの先達
85 レッスンと手袋
86 寺町散歩 これからがこれまでを決める
87 寺町散歩 宮澤賢治の歌
88 寺町散歩 コマちゃん
89 読書好き 子どものころから
90 読書好き 受験時代
91 読書好き 積読
92 一ノ瀧寺
93 不老会 聖胎長養
94 「お母さん」と呼ぶ声
95 今が一番
第9章 高裁、地裁の民事裁判
96 東京高裁民事部 第1民事部でお世話になる
97 第20民事部 石井部長の着任と本格稼働
98 和解さまざま
99 第20民事部の2年間
100 東京地裁民事部 初めての地裁の裁判長
101 東京地裁民事第6部
部の運営と事件処理 「普通の部」にする
102 結果は後からついてくる
103 東京地裁民事第38部
東京ハンセン病裁判と取り組む
104 準備書面あれこれ
105 証人尋問あれこれ
106 いろいろな試み より良い民事裁判のために
107 東京高裁第10民事部 高裁の法廷あれこれ
108 判決「付言」の効用
鳩山邦夫法務大臣の恩情ある計らい
109 日弁連綱紀委員会委員と四谷三丁目界隈
第10章 法務省人権擁護局
110 法務省人権擁護局へ 組織の長の在り方
111 ハンセン病問題
人権啓発活動と平沢保治さんとの出会い
112 人権擁護法案の顛末
113 森山眞弓法務大臣のことば
114 人権イメージキャラクターの誕生とやなせたかし
先生
115 黒川温泉事件と土持敏裕さん
わたしに任せてください
第11章 地裁所長、高裁長官の日々
116 静岡地裁所長へ 静岡の東中西
支部でも裁判員裁判を
117 裁判官の人事評価と個人面談
118 裁判員制度の施行準備
JR静岡駅でのチラシ配り
119 メディアとの付き合い
120 横浜地裁所長へ 裁判員裁判始まる
121 所長宿舎の管理人
122 東京地裁所長へ けた違いの忙しさ
123 東日本大震災
長として未曽有の大震災に対処する
124 大阪高裁長官へ その日常
125 歩いた 見た 食べた その1
126 歩いた 見た 食べた その2
127 歩いた 見た 食べた その3
128 裏千家今日庵初釜式体験記
129 東京高裁長官へ 裁判官40年
第12章 退官後 これまでとこれから
130 弁護士登録 TMI総合法律事務所へ
131 訴訟の対処方針と準備書面
弁護士の立場から訴訟を見る
132 法曹養成制度改革顧問会議
次世代の法曹のために
133 国、東京都、川崎市の審査会
134 社外監査役 迷わず正義を貫け
135 裁判官の職務情報提供推進委員会
136 ボランティア事始め
137 同期会 いつまでも仲良く
138 これからの道を歩く
参考資料
あとがき
著者略歴