至誠堂書店

季刊刑事弁護123号(2025年秋号) 特集 「証拠」を捜査機関から取り戻す 他

季刊刑事弁護123号(2025年秋号) 特集 「証拠」を捜査機関から取り戻す 他

販売価格: 2,970円 税込

数量
著者
季刊刑事弁護編集部・編
発行元
現代人文社
発刊日
2025-07-14
ISBN
978-4-87798-807-4
CD-ROM
無し
サイズ
B5判 (200ページ)
[特集1] 「証拠」を捜査機関から取り戻す
[特集2] 秘匿措置と闘う #NAME?

〇目 次
[特集1] 「証拠」を捜査機関から取り戻す
本特集の趣旨・赤木竜太郎
事例報告からみる証拠の管理・保管の構造的問題点・赤木竜太郎
ないとされた証拠がのちに開示された事例集
事例① 検察側証人のスマートフォンデータ・金岡繁裕
事例② 任意同行時の防犯カメラ映像、鑑定嘱託書・小林英晃
事例③ 遺体の検視写真・村中貴之
事例④ 捜査上撮影した写真の電子データ・石側亮太
事例⑤ 職務質問時の撮影写真と映像記録・戸塚史也
事例⑥ 防犯カメラの動画データ・西村 誠
事例⑦ ポリグラフ検査報告書・金子泰輔
事例⑧ 共犯者が撮影した撮影動画データ
事例⑨ スマートフォンデータ・布川佳正
再審事件にみる証拠の保管・開示の問題・鴨志田祐美
警察が検察官に送致していなかった証拠の開示が問題となった事例・戸塚史也
座談会 「証拠」を当事者に取り戻すために・加藤秀俊/金岡繁裕/斎藤 司/赤木竜太郎
「公共の財産」としての「捜査過程・結果に関する記録」・斎藤 司
アメリカの証拠開示制度の展開・笹倉香奈
証拠のライフサイクルの視点から考える、捜査機関による証拠保管と証拠開示の構造的問題・山本了宣
起訴後の検察官による聴取結果が記載されたメモの証拠開示・宮村啓太
証拠一覧表をめぐる闘い―密接に関連する別件の証拠を一覧表に記載させることに成功した事例の報告・髙野 傑

[特集2] 秘匿措置と闘う
本特集の趣旨●芝﨑勇介
個人特定事項の秘匿措置に関する基礎知識―逮捕・起訴前勾留段階の不服申立て●緑 大輔
秘匿措置がとられた事件における起訴前弁護活動の留意点●渡邊阿武呂

[論文]
刑法177条3項の解釈および適用について●松宮孝明
「福祉ニーズ」のある被告人に対する弁護活動の実際―「名古屋地方裁判所(本庁)における刑事裁判傍聴調査の結果」を受けて●櫻井義也/高森裕司/石川幸平
再審法をめぐる現状と課題―真の制度改革は実現するか●鴨志田祐美

[刑事弁護レポート]
DNA型鑑定に基づく尤度比や画像鑑定を争い無罪判決を得た事例●神保壽之
心神喪失が認められ無罪となった事例●杦本信也
不法領得の意思がなく無罪となった事例●上原智子
依頼者の保釈を勝ち取るため「被害者」のもとからの転居を代行した弁護活動●吉田京子

[連載]
〔鼎談〕現役裁判官と語る、令状実務の現状と展望② 勾留●西尾太一/大橋君平/赤木竜太郎
取調べ拒否! RAIS弁護実践報告④
事例報告⑤ 強盗致傷被疑事件 依頼者をサンドバッグにさせないために●髙津尚美
事例報告⑥ 強盗致傷被疑事件 窃盗被告事件での起訴となった事例●西村 誠
検証刑事裁判  信用できるとされた被害者供述が、控訴審において音声データの内容も踏まえて 信用性が否定された事例●髙山 巌
日々の刑事弁護の実践例から理論を考える  刑訴法301条の2における録音・録画義務および記録媒体 取調べ請求義務の範囲●小坂井 久/石田倫識
ケース研究・責任能力が問題となった裁判員裁判⑪ 通り魔事件で心神喪失・無罪となった事例●神林美樹/菅野 亮/大澤達哉
事例から学ぶ証人尋問のテクニック! Part3⑥ 被害者の反対尋問① 被害に遭ったと言われても……―被害者供述の弾劾はどうすべきか●ダイヤモンドルール研究会ワーキンググループ
私が出会った少年③ 「弁護士になりたい」●松田和哲
重罰化要因となる社会的類型の研究⑥ 特殊詐欺(下)●菅野 亮

[文献紹介]
実務に役立つ論文紹介●馬淵未来/林 順敬
ブック・レビュー リチャード・ズィトリン著/村岡啓一訳『法廷弁護士―権力に抵抗する人々を弁護した日々』●前田裕司
ブック・レビュー 後藤昭監修=K-Ben NextGen編著『伝聞証拠との向き合い方と弁護技術』●城使洸司
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