裁判を考える 法を考える 民事裁判の真髄とこれからのために

裁判を考える 法を考える 民事裁判の真髄とこれからのために

販売価格: 2,970円 税込

著者
門口正人・編著 松原平学/鹿田順平・著
発行元
恒春閣
発刊日
2025-09-12
ISBN
978-4-910899-30-5
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (212ページ)
○元名古屋高等裁判所長官である弁護士の著者が、司法を担う中堅の弁護士・裁判官と司法制度や民事裁判などの現状やこれからについてそれぞれの考えを交わしあう書籍です。


○司法制度改革審議会意見書の公表から四半世紀が経過した現在、意見書の問題意識は乗り越えられたのでしょうか。そして、IT化や生成AIなど、意見書以降に現れた新たな技術などに対しても言及しており、司法制度や民事裁判などの様々な問題の解決の手掛かりとなる内容となっています。


○法学部生や法科大学院生から法律学の研究者や裁判実務に携わる人々にまで、広く関心が持てる書籍です。

目次
まえがき
凡例
第1章 裁判とその担い手
第1 法曹とその役割
 1 法曹の魅力
 2 法曹の役割・裁判の役割
 3 国民の中の裁判
 4 法曹の社会への関わり
  コラム:裁判官は世間知らず?
第2 法曹への道
 1 司法試験
 2 法科大学院制度
  (1) 法科大学院
  (2) 予備試験
  (3) 司法試験予備校
   コラム:13人が無罪
第3 法曹の養成
 1 司法修習制度
  コラム:親子合宿
 2 法曹の研修
  (1) 法曹の研修制度
  (2) 裁判官の外部研修
  (3) 判事補不足
  (4) 裁判官・弁護士の自己研さん
  (5) 専門性・国際性の獲得
   コラム:『私の少数意見』(抜粋)
 3 組織の中の裁判官
 4 裁判官・弁護士の生活の営み
  (1) 裁判官・弁護士の日常生活、ワーク・ライフ・バランス
  (2) 裁判官と自由
  (3) 裁判官と出世
   コラム:裁判官の顔

第2章 民事裁判─司法の役割―
第1 民事裁判の現状
 1 民事訴訟をめぐる社会情勢
 2 企業から見た民事裁判
  コラム:法教育とコンプライアンス
第2 民事裁判について
 1 第一審手続
  (1) 本人訴訟など
  (2) 訴えの提起─悪い訴状と良い訴状
  (3) 計画審理について
  (4) 争点整理
  (5) 釈明
  (6) 準備書面の作成など
  (7) 証拠について
  (8) 訴訟運営に関する法改正
  (9) 心証の開示
   コラム:説明責任
  (10) 和解について
  (11) 判決について
   コラム:裁判のあやまち
  (12) 合議事件と単独事件の分配
 2 専門訴訟
 3 控訴審
 4 上告審
  コラム:裁判は今

第3章 身近な裁判所・開かれた裁判所
第1 裁判所と裁判
 1 身近な裁判所
  (1) 身近な司法・身近な裁判所
   コラム:安心安全社会
  (2) 裁判の公開と開かれた裁判所
  (3) 裁判情報の公開
  (4) 裁判所と広報
  (5) IT化とAI
   コラム:顔をつきあわせるのが倫理的
  (6) 裁判批判
 2 時代の変化と裁判
  (1) 現代型訴訟・三権分立と裁判所
  (2) 司法積極主義と裁判
  (3) 裁判への信頼
第2 裁判の未来のために
 1 裁判官への信頼
 2 理想の裁判、理想の裁判官
  コラム:裁きは終わりぬ
資料
 司法制度改革審議会意見書(抜粋)
 民事司法を利用しやすくする懇談会最終報告書(抜粋)
 諸外国における民事裁判へのアクセスを充実させるための諸方策について(抜粋)
あとがき
編著者・著者紹介
 ページの
先頭に戻る