調査手法、事案の見立て、裁判外と裁判上での証拠収集の技法と倫理に関する研究の到達点を解説！

交通事故、離婚、遺産分割、労働、医療といった具体的事例をもとに、弁護士が受任した事件の事実をどのように調査し、証拠を収集するのかを実践的に解説！

単にノウハウだけではなく、弁護士倫理や弁護士職務基本規程、真実義務等も含めて事実調査のあり方を探求！

法科大学院教育で研究された実践的スキルを紹介！

目次
第１編　総　論――事実調査・証拠収集の意義、技法、倫理
　第１章　事実調査・証拠収集の意義
　　Ⅰ　意　義
　　Ⅱ　段階とそれに応じた見通し・方針の立案
　第２章　事実調査・証拠収集の技法と倫理
　　Ⅰ　裁判外の各種の事実調査と証拠の収集
　　Ⅱ　裁判上の主な証拠収集
　　Ⅲ　事実調査や証拠収集のための照会・求釈明、証拠の開示・提出要求、文書送付嘱託・調査嘱託の申立て等に対する対応
第２編　各　論――事件類型にみる事実調査・証拠収集
　第１章　交通事故事件
　　Ⅰ　概　要
　　Ⅱ　交通事故事件の証拠収集
　第２章　離婚事件
　　Ⅰ　離婚事件の特徴
　　Ⅱ　離婚事件の争点
　　Ⅲ　聴き取りにおける留意事項
　第３章　遺産分割事件
　　Ⅰ　概　要
　　Ⅱ　各　論
　第４章　労働事件
　　Ⅰ　労働事件の特徴・事例の検討
　　Ⅱ　要件事実と基本的事項の聴取
　　Ⅲ　労働事件の証拠資料
　　Ⅳ　証拠資料の収集の方法
　　Ⅴ　使用者側代理人としての対応
　第５章　医療事件
　　Ⅰ　調査活動の必要性
　　Ⅱ　初回相談への対応
　　Ⅲ　調査活動における証拠の収集
　　Ⅳ　診療経過の検討
　　Ⅴ　協力医からの意見聴取
　　Ⅵ　求説明交渉
　　Ⅶ　医療事故調査制度への対応
　　Ⅷ　調査活動の終結