新しい融資のかたちがわかる 企業価値担保権入門

新しい融資のかたちがわかる 企業価値担保権入門

販売価格: 2,420円 税込

著者
水野浩児・著
発行元
経済法令研究会
発刊日
2025-09-22
ISBN
978-4-7668-2517-6
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (224ページ)
新法の考え方と活用の準備がわかる
これまでの中小企業金融の課題と、企業価値担保権の存在意義、機能を徹底理解。
全資産担保に対する理解を深め、債務者区分と引当ての考え方等を整理。
企業価値担保権の仕組み、設定のプロセスがわかる
設定にあたって信託契約を導入するなど、特徴的な仕組みを持つ企業価値担保権。
「特定被担保債権者」「企業価値担保権信託会社」など新たな用語に丁寧に説明を加えつつ、平時の活用、担保権設定のプロセス等を図解。
活用の注意点と想定事例がわかる
事業者支援、早期事業再生・私的整理フェーズの支援など、企業が置かれたステージ別の活用イメージや、コベナンツの具体例、予兆管理の方法、貸付時の注意点を解説。想定4事例を紹介。

目次
●はじめに 地域の未来をつくる事業者支援と中小企業融資モデルの進化

chapter 1 担保に対する価値観の変化と融資慣行の是正
 1節 「事業性融資の推進等に関する法律」の意義
 2節 事業性融資推進法とは
 3節 「ビジネス法務学」の視点──「促進法」として
 4節 企業価値担保権の活用が期待される企業
 5節 事業者支援・再生支援における支援機関との連携強化
 6節 事業性評価と関連施策の変遷
 7節 企業価値担保権付き融資の引当方法に関する考え方
 8節 米国会計基準から考察する企業価値担保権の理解
 9節 ABLの再評価
    10節 経営者保証と企業価値担保権
chapter 2 事業性評価を結実させる企業価値担保権
 1節 事業性評価の取組みと法的インフラとしての企業価値担保権
 2節 良質な債権と事業者の行動変容
 3節 事業性評価スキルの向上と将来キャッシュフローの把握
chapter 3 企業価値担保権の理解
 1節 企業価値担保権の全体像
 2節 セキュリティ・トラスト(担保権の信託)と用語の理解
 3節 担保目的財産と企業価値担保権の設定者
 4節 担保目的財産の考え方
 5節 企業価値担保権者(受託者)とは──企業価値担保権信託会社
 6節 被担保債権および受託者とは
 7節 企業価値担保権の設定および効力
 8節 企業価値担保権の実行に係るプロセス(フロー)の理解
 9節 実行における準備と配当のポイント
chapter 4 企業価値担保権の活用
 1節 企業価値担保権のステージ別活用のイメージ
 2節 「平時」における企業価値担保権の活用
 3節 コベナンツを活用した予兆管理と情報の非対称性の軽減
 4節 コベナンツの具体例
 5節 認定事業性融資推進支援機関の意義と活用
 6節 スタートアップ企業への活用可能性
 7節 企業価値担保権設定の注意点と計画策定
 8節 企業価値担保権を利用した貸付時の留意点
 9節 企業価値担保権の実行手続の概要と課題
chapter 5 活用の想定事例
 Case1 親族内承継を希望している企業
 Case2 事業ポテンシャルは高いが財務内容が悪い事業者
 Case3 研究開発先行型のスタートアップ
 Case4 M&A型事業承継(第三者承継)を望む事業者
●〈水野メモ〉押えておきたい重要条文セレクト
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