基本的人権擁護とこれを支える職業である弁護士、という価値観に忠実に活動を続ける一弁護士の理論と軌跡が凝縮された著作集。

目次
はしがき　金子・中・橋本法律特許事務所
［巻頭言］ 金子武嗣弁護士について　中　紀人

第1部　弁護士のあり方
　　まえがき
　　［1］ 弁護士という生き方
　　［2］ 「事実をみる目」――法律実務家と学者
　　［3］ 弁護士会の現在――弁護士自治はなぜ必要か
　　［4］ 弁護士会の未来――行政連携センターの業務開始
　　［5］ 弁護士会の未来――弁護士高校派遣事業確立のために

第2部　刑事事件と私
　　まえがき
　　［1］ 高野山放火事件無罪判決
　　［2］ 弁護士の法律相談と刑事責任
　　［3］ ヨーロッパ人権条約と国内判例
　　［4］ 大逆罪はなかった――大逆事件の常識を疑う

第3部　行政事件と私
　まえがき
　［1］ 建物（家屋）に関する固定資産評価基準の歴史的考察
　［2］ 固定資産税と固定資産評価をめぐる法律家のかかわりについて
　［3］ 規制緩和における裁判の役割

第4部　民事事件と私
　まえがき
　［1］ 森永中毒事件と私
　［2］ 豊田商事管財事件と私
　［3］ 損害保険契約における保険会社の誠実調査・審査義務

あとがき