自白排除法則の研究

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憲法に合致したあるべき自白排除法則の理論を探究
【内容紹介】取調べによる自白の証拠能力につき、学説、実務、アメリカ法の深い研究に基づき、憲法の精神に合致する自白排除法則の構築を試みる。
【目次】
序 章 問題の所在
第 1 節 日本の刑事手続における自白の地位――理想と現実
第 2 節 従来の学説・判例の問題点
第 3 節 学説・判例の新たな展開
第 1 章 アメリカの自白排除法則
第 1 節 不任意自白の排除法則――自白法則
第 2 節 違法収集自白の排除法則
第 2 章 ミランダ・ルールとその課題
第 1 節 自白法則の新展開――ミランダ判決とミランダ・ルール
第 2 節 ミランダ判決以降の判例の展開――ミランダ・ルールの「弱体化」と「強化」
第 3 節 ミランダ・ルールの憲法上の地位――ディカーソン判決(2000年)
第 4 節 ミランダ・ルールの課題
第 5 節 小 括
第 3 章 日本の自白排除法則
第 1 節 学説にみる自白排除法則
第 2 節 判例にみる自白排除法則
第 3 節 小括
第 4 章 自白排除法則の再構成
第 1 節 競合説の意義と可能性
第 2 節 違法収集証拠排除法則の再構成
第 3 節 自白法則の再構成
第 4 節 小括
結びに代えて