反対尋問と事実認定2:歴史をめぐる事件の記録と解説


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裁判官にとって専門外である「歴史をめぐる事件」について、反対尋問と事実認定のあり方を検証する
第三次家永教科書訴訟、南京事件名誉毀損事件をはじめ、争点が「歴史」そのものにもなる法廷。裁判調書、歴史学専門家による調査資料と意見書をもとに「歴史的事実」の認定過程を再現し、現代の法廷における「事実認定」を多角的・批判的に検証する。
“勝つべきものが勝つ"ことが裁判のあるべき姿ならば、なぜあの判決になったのか――「正義」を担う公正な裁判、そしてこれからの裁判のあり方を問う。
●目次●
はじめに
第1 第三次家永教科書裁判における七三一部隊の記述について
第2 李秀英名誉毀損事件
第3 吉見義明名誉毀損事件
第4 原朗に対する名誉毀損による謝罪広告等請求事件
補論 「裁判と学問」のあいだ(序論)
おわりに