至誠堂書店

サブスクリプションの収益管理と企業価値評価

サブスクリプションの収益管理と企業価値評価

販売価格: 2,420円 税込

数量
著者
谷守正行・編著 秋山 盛/梅田 宙・著
発行元
きんざい
発刊日
2022-07-21
ISBN
978-4-322-14149-8
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (234ページ)

本当に採算がとれているのか?
投資家・銀行からみた「先義後利」のアーキテクチャとリスク
◆百花繚乱の新ビジネスは、定期購買や「○○放題」とはどこが違うのか。内外の成功・失敗事例をモデル化と、企業価値評価、会計処理上の論点をふまえて追究するサブスクリプション・ビジネスの真の価値と特有のリスク。

■サブスクリプション提供企業のカテゴリー(ネット系通信コンテンツ、定期購読物、ライフスタイル(家具、衣服等)、飲食美容系、自動車系、ビジネス・学習系、子育て系(おもちゃ系)、食品配達系)によって異なる損益およびキャッシュフロー予測アプローチを解説。
■財務会計面では、令和3年税制改正(研究開発税制)がサブスクIT企業の財務諸表に与える影響、リースとサブスクリプションの会計処理を比較。

主要目次
第1章 サブスクリプションの定義とモデル化
1 世の中にあふれる多様なサブスクリプション
 1.1 サブスクリプションが生まれた経緯
 1.2 サブスクリプションの多様性
 1.3 話題のサブスクリプション・ビジネスの見える化
2 サブスクリプション・ビジネスに必要な機能とは何か
 2.1 資産販売型サブスクリプション
 2.2 資産活用型サブスクリプション
 2.3 資源消費型サブスクリプション
3 サブスクリプション機能要件モデルと定義
 3.1 サブスクリプション・モデルの5つの機能要件
 3.2 サブスクリプション・モデルの検証
 3.3 サブスクリプションの定義まとめ
第2章 事業者と銀行にとってのサブスクリプション
1 中長期マーケティング志向の収益管理
 1.1 顧客生涯価値;CLTV
 1.2 顧客獲得コスト;CAC
 1.3 解約率;チャーンレート
 1.4 収益性と健全性の指標:ユニットエコノミクス
2 アクルー収益管理
 2.1 アクルー収益管理とは
 2.2 金融機関の収益管理との親和性
 2.3 サブスクリプション企業の経営分析
3 ホリスティック・アプローチの収益管理
 3.1 ホリスティック・アプローチとは
 3.2 サブスクリプションの損益分岐点分析
第3章 顧客にとってのサブスクリプション
1 価格設定に関する先行研究
2 サブスクリプションの顧客価値
 2.1 顧客にとってのサブスクリプション価値
 2.2 顧客と企業の関係性にとっての価値
 2.3 顧客にとってのサブスクリプション定義
 2.4 顧客にとっての価格設定の視座
 2.5 サブスクリプション顧客価値
 2.6 サブスクリプション・モデルのドミナント・ロジック
3 サブスクリプション・モデルにおける顧客と企業の共創的関係性
 3.1 サブスクリプション・モデルにおける顧客価値と顧客収益性
 3.2 サブスクリプション・モデルにおける企業価値と企業収益性
 3.3 サブスクリプション・モデルの顧客収益性と企業収益性
4 銀行サブスクリプション・モデルのシミュレーション
 4.1 シミュレーション・サイト
 4.2 シミュレーションの内容
 4.3 シミュレーションの結果と考察
第4章 財務・税務担当にとってのサブスクリプション
1 サブスクリプションの定義と会計処理上の検討課題
2 収益認識に関する会計基準の概要
 2.1 収益認識に関する会計基準設定の背景
 2.2 収益認識に関する会計基準の手続
 2.3 収益認識基準の計算例
3 サブスクリプション・モデルにかかわる会計上の論点
 3.1 ライセンスの供与
 3.2 契約負債
4 IT業界でサブスクリプション・モデルを行う企業の会計処理
 4.1 Zoom社
 4.2 salesforce.com社
 4.3 Spotify社
5 会計処理の比較
6 利用者側からみたリースとサブスクリプションの比較
7 令和3年税制改正の影響とサブスクリプション・モデル
第5章 投資家にとってのサブスクリプション
1 企業価値評価手法の概要
 1.1 企業価値評価方法の概観
 1.2 エンタープライズDCF法による価値評価プロセス
 1.3 マルチプル法による価値評価プロセス
2 サブスクリプション・ビジネスでの企業価値評価
 2.1 運営形態を考慮した売上高・損益予測
 2.2 キャッシュフロー変動要因
 2.3 キャッシュフロー予測をふまえた企業価値評価
3 投資家視点によるサブスクリプション企業価値評価まとめ
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