失敗事例でわかる! 民事保全・執行のゴールデンルール30(改訂版)


販売価格: 3,630円 税込
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大好評の保全・執行の実務書、待望の最新版! 改正民事執行法に対応!
大好評の保全・執行の実務書、待望の最新版!
苦手意識を持つ弁護士が多い民事保全法・民事執行法。
知識不足や見通しの甘さが原因となって、様々なしくじりが起こる。
本書は、
「裁判官に間違いを指摘されて恥を掻いた」という小さな失敗から、
「予想外の費用がかかって依頼者の不興を買った」という苦い失敗、
さらには「間違った知識のため、お金を全額回収できなかった」という弁護過誤レベルの大失敗まで、
弁護士が気をつけたい失敗事例を示しながら、保全・執行の実務を解説!
改訂版では、「財産開示制度」「第三者からの情報取得手続」など、
民事執行法改正を反映し、全体を最新の実務運用にブラッシュアップ!
【目次】
第1章 保全事件の申立てにまつわる失敗
1 逆から考えろ<回収・執行可能性>
【失敗事例】完全勝訴なのにお金を取れない
2 「権利」より「必要性」<保全の必要性>
【失敗事例】被保全権利だけでは不十分
3 面接の作法に気をつけろ<実務の運用>
【失敗事例】裁判官面接でしどろもどろ
4 金は予想外にかかるよ<登録免許税>
【失敗事例】「追加で20万円、ご用意いただけますか……」
5 担保の額を見誤るな<担保額の基準>
【失敗事例】想定外の担保額
6 近くの供託所で供託<管外供託>
【失敗事例】無意味に札幌から名古屋まで飛ぶ羽目に
7 担保が返ってこない<担保取消し>
【失敗事例】「先生、負けても戻ってくるって言いましたよね?」
8 再抗弁はせり上げよ<保全事件の要件事実>
【失敗事例】訴訟とは違った……
9 保証人には気をつける<二段の保全不足>
【失敗事例】主債務者を忘れていた
第2章 不動産の仮差押え、競売事件にまつわる失敗
10 欲張るな<超過仮差押えの禁止>
【失敗事例】仮差押えが認められたのは一部物件だけ
11 欲張れ<超過売却の禁止>
【失敗事例】慎重さが裏目に
12 判決があっても仮差押え?<債務名義と保全事件>
【失敗事例】そこは気付かなければ
13 未登記でも押さえてしまえ<特殊な物件の差押え>
【失敗事例】知識不足で三振アウト
14 登記情報は前日に取れ<最新情報の重要性>
【失敗事例】1ヶ月以内のものであれば可、じゃないの?
15 3点セットはすぐに取れ<開始決定後の事件管理>
【失敗事例】情報の取得遅れでしくじり
16 横取りされる<優先債権に注意>
【失敗事例】マンション管理費・修繕積立金は先取特権
17 差押物件でも諦めない<配当要求>
【失敗事例】貪欲にいけば回収できたのに……
第3章 債権等の仮差押え、執行事件にまつわる失敗
18 債権仮差押えは一工夫<債権仮差押えの保全の必要性>
【失敗事例】不動産調査をしなかった
19 お引っ越しに注意<情報取得手続における預金情報の特定>
【失敗事例】旧姓時代の住所は調べていない!
20 株式は債権執行?<特殊な財産権の強制執行>
【失敗事例】ちょっとの手間をおしんだため
21 自ら動かなければ取れないよ<債権差押えの換価方法>
【失敗事例】なまけてはダメ
22 権利がとんだ<転付命令のメリット・デメリット>
【失敗事例】破綻のリスクを忘れない
23 動産執行はバクチ<動産差押え>
【失敗事例】家まで行って収穫ゼロ
24 判決正本は被告ごとに<被告複数時の執行文付与>
【失敗事例】債務名義を1通しか取得していない
第4章 仮処分、明渡執行事件等にまつわる失敗
25 やっぱ仮処分でしょう<当事者恒定効>
【失敗事例】まさかの執行不能
26 2週間を厳守せよ<保全執行>
【失敗事例】期間の徒過でやり直し
27 仮処分を怠ると<処分禁止仮処分と登記>
【失敗事例】訴訟がすべて水の泡
28 労働審判より速いかも<仮地位仮処分の使いどころ>
【失敗事例】もっとスピーディな解決があった
29 退去請求を忘れるな<建物退去土地明渡請求事件>
【失敗事例】「この債務名義は執行不能です」
30 執行の費用は高い<明渡しの執行と費用>
【失敗事例】見積書の数字に目が点