イラスト・チャートでわかりやすい 擬律判断・外国人犯罪(第二版)

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根拠となる法令から操作要領、擬律判断のポイントまで、この一冊で完結!
・“基礎知識の獲得”+“擬律判断”= “外国人事件に対応する力” を身に付けることができます。
・事件関係者の出身国、生活環境等による対応の違いについても解説。
・想定事例に対し、判例・イラスト・チャート等を多用して、明快に擬律判断を示しています。
第二版の特色
・令和5年及び令和6年の入管法改正の内容を反映。
・取扱いの多い事例を新たに追加し、より時代に即した内容に。
・取調べ要領などの捜査に役立つ内容も追加。
目次
第 1 編 総 論
第 1 章 出入国管理及び難民認定法の概要
第 1 節 出入国管理及び難民認定法の性格
1 出入国管理及び難民認定法の性格はどのようなものか
第 2 節 外国人の入国及び上陸
1 外国人の入国と上陸の違いは何か
⑴ 入国の要件
⑵ 上陸の要件
第 3 節 上陸手続
1 一般(通常)の上陸手続
2 特例上陸の手続
3 仮上陸の手続(入管法13条)
第 4 節 外国人の在留管理
1 新しい在留管理制度(法改正の概要)
2 在留資格
3 在留期間の更新等
4 在留資格の取消し等
5 在留カード
⑴ 在留カードとは
⑵ 在留カードの記載事項
第 2 章 退去強制手続
1 退去強制とは
2 退去強制事由
3 出入国在留管理庁の調査・審理
4 刑事手続との調整
5 退去強制令書の執行
6 出国命令制度
⑴ 出国命令制度の創設
⑵ 出国命令対象者
7 出国確認の留保制度
⑴ 制度の趣旨
⑵ 出国確認の留保対象
8 検察官・警察官から入国警備官への身柄引渡し
第 3 章 外国人犯罪の特色
1 特色と問題点
2 権利等の告知と通訳
⑴ 職務質問,任意同行,所持品検査
⑵ 任意提出
⑶ 外国人被疑者の任意同行・逮捕
第 4 章 外国人犯罪の一般的捜査事項
第 1 節 外国人の身上確認の必要性
1 人定事項確定のための捜査要領
⑴ 旅券鑑定
⑵ 本国からの出生証明書等の取寄せ
⑶ その他の証拠収集方法
2 人定事項が確定できない場合の措置
第 2 節 外国人に対する強制捜査手続
1 逮捕・勾留
⑴ 逮捕・勾留等の際の令状の提示,被疑事実等の告知
⑵ 弁解録取手続
2 領事官通報
⑴ 領事官通報制度
⑵ 通報についての意思確認
⑶ 通報事項及び方法
⑷ 面談及び親書の発受等
⑸ 二国間条約による取扱い
3 外交特権
⑴ 意 義
⑵ 外交特権の主体
⑶ 外交特権の範囲
⑷ 捜査上の留意点
4 在日米軍関係者による犯罪
⑴ 刑事裁判権の所在
⑵ 被疑者の身柄引渡し等
第 3 節 外国人の取調べ・供述調書作成
1 序 論
2 取調べの基本的心構え
⑴ 法令を遵守し適法な取調べを行うこと
⑵ 迅速かつ徹底して行うこと
⑶ 相手の立場に立って取調べを行うこと
⑷ 予断・先入観は禁物
3 通訳の要否及び通訳人の選任をめぐる問題など
⑴ 通訳の要否
⑵ 通訳人の確保
4 通訳人を介した取調べに当たっての留意事項(総論)
⑴ 一般的留意事項
⑵ 通訳人の安全確保
⑶ 通訳人の果たすべき役割
5 通訳人を介した取調べに当たっての留意事項(各論)
⑴ 通訳人との事前打合せ
⑵ 取調官の発問
⑶ 通訳人の態度,通訳人と供述人とのやりとりの観察
⑷ 各省庁における外国人の取調べ
6 通訳を介した供述調書の作成
⑴ 供述調書における表現等
⑵ 問答形式の活用
⑶ 供述調書の読み聞かせ等
7 取調べの録音・録画への対応等
8 否認する外国人被疑者への対応
⑴ 徹底した客観的証拠の収集
⑵ 外国人被疑者特有の否認理由
第 4 節 その他の留意事項(証拠品の取扱い)
第 5 章 国外における捜査
第 1 節 国外における捜査の必要性
第 2 節 証拠収集の具体的方法
1 国際捜査共助
⑴ 国際捜査共助の概要
⑵ 捜査共助の要件
⑶ 捜査共助の手続
⑷ 刑事に関する共助に関する二国間条約(協定)
2 ICPO を介した情報,資料の収集
3 その他の証拠収集
⑴ 司法共助
⑵ 証人尋問のための受刑者移送
第 3 節 犯罪人の引渡し
⑴ 犯罪人引渡しに関する諸原則
⑵ 逃亡犯罪人引渡法の制限事由
⑶ 引渡手続の概要
⑷ 引渡しの要件
⑸ 引渡し後の取扱いの制限
⑹ 国外退去
第 4 節 外国における我が国捜査官の捜査活動
1 外国における捜査活動
2 船舶上における捜査活動
第 5 節 即決裁判
1 手続の概要
2 対象事件
3 即決裁判手続
4 その他
第 6 節 外国人の氏名表記方法
1 氏名の順序
2 表記方法
⑴ 具体例
⑵ 中国人の漢字記載方法
⑶ その他
第 2 編 各 論
1 旅券不携帯の罪
2 不法入国罪・不法上陸罪
3 資格外活動の罪
4 不法残留罪
■仮上陸
●仮上陸許可条件違反
■特例上陸
●寄港地上陸許可後の不法残留
●乗員上陸許可後の不法残留
●数次乗員上陸許可後の不法残留
5 不法在留罪
6 集団密航助長罪
7 不法就労助長罪
8 偽装結婚
9 銀行法違反(地下銀行)
10 旅券不正取得
■ブローカーが関与した事例の取調べ事項
11 窃盗(スリ)
12 盗品に関する罪(ヤード)
参考資料