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今からでもすぐできる! 弁護士メンタルヘルスケアの心得 メンタルお悩み事例から学ぶ セルフケア実践法

今からでもすぐできる! 弁護士メンタルヘルスケアの心得 メンタルお悩み事例から学ぶ セルフケア実践法

販売価格: 3,740円 税込

数量
著者
三浦光太郎・編著
発行元
第一法規
発刊日
2025-03-06
ISBN
978-4-474-04800-3
CD-ROM
無し
サイズ
A5判 (346ページ)


弁護士の悩みやストレス分析を踏まえて、弁護士のメンタル不調に関するお悩み事例エピソードについて対処法(悩み解決へのアプローチやセルフケアの具体策)を解説することで、弁護士向けに特化したメンタルヘルスケアについて学べる唯一の書。



メンタルヘルスに悩みを抱えた弁護士へのインタビューや相談実例に基づき、弁護士のストレス分析・傾向、対処法や悩み解決へのアプローチについて、弁護士の視点から解説。理論編・事例編の2部構成とし、執筆や監修として精神科専門医、臨床心理士等の各種専門家も参画。


【目次】

はじめに

理論編

第1章 弁護士業務とストレス    
Ⅰ ストレスとは何か?    
1. ストレスの定義や種類  
Ⅱ ストレスに強いとは?    
1.「 ストレスに強い」ことのよくある誤解  
2. ストレスへの強さの理解を深める  
Ⅲ ストレスによる弁護士業務への悪影響    
1. ストレスが弁護士業務に与える悪影響の具体例 

第2章 弁護士が抱えやすい不調    
Ⅰ 弁護士を取り巻くストレス    
1. 弁護士を取り巻く環境  
2. 弁護士が抱えるストレス  
Ⅱ 弁護士業務への影響    
Ⅲ 事務員がストレスを感じやすい場面とは?    
COLUMN カウンセラーから見た弁護士という仕事の大変さ    

第3章 自覚症状チェックリスト    
Ⅰ 各種チェックリストの概要    
1. ストレスに関するチェックリスト  
2. 疲労の蓄積  
3. 抑うつ症状  
Ⅱ 代表的な精神疾患の特徴と治療法    
1. 気分障害  
2. 適応障害  
3. 発達障害  
4. 不安障害  
5. アルコール使用症  
6. 睡眠障害  

第4章 セルフケア    
Ⅰ 弁護士に必要なセルフケア    
1. 必要最低限のセルフケア  
2. 弁護士に必要なセルフケアとは?  
Ⅱ 具体的なセルフケア方法の紹介    
1. 生活習慣を整える―日常生活の積み重ねから  
COLUMN 何もしないことの大切さ    

第5章 業務上のコミュニケーション    
Ⅰ 円滑なコミュニケーションを行う方法    
1. 円滑なコミュニケーションをとるための理論  
2. 自我状態  
3. 依頼者と円滑なコミュニケーションを行う方法  
Ⅱ 法律事務所における働き方とその影響    
1. 法律事務所の運営状況  
2. 弁護士のストレス事情  
Ⅲ 職場におけるコミュニケーション    
1. 法律事務所内で円滑なコミュニケーションを可能にする方法 
2. 心理的安全性  
3. ボス弁に期待されるコミュニケーション  

第6章 休業と復帰    
Ⅰ メンタルクリニックの受診について    
1. メンタルクリニック受診の目安  
2. メンタルクリニックの選び方のポイント  
Ⅱ 休業から復職へ    
1. 主治医から仕事を休むように提案された場合  
2. 復帰後の働き方  
3. 事業所によるメンタルヘルス不調者への対応のポイント  

事例編
事例編を読む前に    

CASE 1 若手弁護士
新人弁護士の苦悩―職場環境と業務内容への不満    
Ⅰ 新人弁護士A が抱える問題    
1. 成長の機会がないことへの不安や苛立ち
2. 不平等に対する不満
3. 所長とのコミュニケーション不全
Ⅱ 新人弁護士Aが取った対策    
1. 自分から学びに行く姿勢
2. 同期との扱いの相違を知る
3. 同僚の話から事務所への理解を深める
4. 他の法律事務所の弁護士から話を聞く
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1. 社会人経験がない苦労
2. ストレスケア

CASE 2 若手弁護士
ボス弁からの厳しい叱責に悩む日々    
Ⅰ 若手弁護士B が抱える問題    
1. ストレス反応
2. 学習性無力感
3. 職場内のソーシャルサポートの不足
Ⅱ 若手弁護士B が取った対策    
1. 職場外のソーシャルサポート
2. 脱中心化(Decentering)
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1. 心理学的なアプローチ
2. 現実的なアプローチ

CASE 3 若手弁護士
訴訟で緊張してしまう新人弁護士    
Ⅰ 新人弁護士A が抱える問題    
1. 裁判官への対応に対する不安と緊張
2. 完璧主義によるプレッシャー
3. 緊張や不安感が強くなった場合の心理的な不調
Ⅱ 新人弁護士A が取った対策    
1. 他の人の話を聞く
2. 成功体験などを振り返る
3. 訓練の実施
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1. あがり症を克服するためにできる対策
2. 緊張に対する心構え
3. 完璧主義への対策
4. ストレスコーピング
5. 認知行動療法

CASE 4 若手弁護士
成長への焦りで失われるプライベートと健康    
Ⅰ 若手弁護士Aが抱える問題    
1. 弁護士としての職場適応
2. 劣等感と自己評価の低さがもたらすもの
3. ワークライフバランス
Ⅱ 若手弁護士A が取った対策    
1. 仕事量を増やす(ハードワーク)
2. 指導担当係への相談
3. 目標の設定とコーピングスキル
4. ストレス発散のための飲酒
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1. 成長のためのハードワークを見直す―交流分析の人生脚本から
2. 自己評価と振り返り―少しの軌道修正をしたいとき
3. 時間配分の見直し

CASE 5 若手弁護士(中堅弁護士・経営者弁護士)
仕事の相談がしづらい職場環境    
Ⅰ 新人弁護士H が抱える問題    
1. 相談できない環境
2. 相談できない個人的要因
Ⅱ 新人弁護士H が取った対策    
1. 相談しやすい環境を作ったこと
2. できることから行動に移したこと
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1. 三項随伴性―相談できないメカニズム
2. 相談しやすくする組織的な取組み
3. 相談を可能にする個人レベルの取組み
4. 相談するための準備
5. 弁護士の友達づくり

CASE 6 中堅弁護士
独立への思いと家族からの反対    
Ⅰ 中堅弁護士A が抱える問題    
1. 成長とともに変わるキャリアの葛藤
Ⅱ 中堅弁護士Aが取った対策    
1. ネガティブ・ケイパビリティ
2. キャリアの葛藤を超える―仕事は人生の一部
3. 相談の重要性
4.「 価値」の明確化
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1. ネガティブ・ケイパビリティの鍛え方
2. コーピングレパートリーを豊富に

CASE 7 中堅弁護士
忙しくて週末も家族との時間が取れない    
Ⅰ 中堅弁護士A が抱える問題    
1. 土日休みを決断する前の葛藤
2. 土日休みを決断した後の葛藤
Ⅱ 中堅弁護士Aが取った対策    
1. アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)
2. ソーシャルサポート
Ⅲ 本事例で取れるその他の対策や予防    
1.柔軟な働き方
2.依頼者の期待値の調整
3.思考を柔軟に保つこと

CASE 8 経営者弁護士
パートナー候補の退職と引継ぎの苦労    
Ⅰ 経営者弁護士Lが抱える問題    
1. 所属弁護士の退職という喪失体験
2. 引継ぎの負担により生じるさまざまな懸念
Ⅱ 経営者弁護士Lが取った対策    
1. 退職に対するネガティブな感情の整理
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